今期予想を出さない企業も多い。とりわけ、自動車関連企業で予想を出している会社は見あたらない。
IT関連にしても予想数字はそれほど強くない。5%程度の増収増益計画でお茶を濁している感じだ。
市況関連株は厳しい計画。特に原材料高があるので、増収でも減益の傾向が強い。
内需。物品消費系はまちまち、インターネットサービス系は相変わらずとても強くて、復興関連銘柄と言われている企業の予想数字は弱い。
まあ、大ざっぱに言えばこんな感じだ。
結局の所、震災の影響があるので控えに出せば間違いないという姿勢。
そんな状況だから、強気の業績予想を出す会社は嫌でも目立つ。それがインターネット系ならまだしも、それ以外のセクターであればなおさらだ。
例えばMARUWA。今期予想は売上+15%、経常利益+21%でEPSが205円。売上、利益共に過去最高を更新する計画。
前期について
上半期において中国を始めとするアジアを中心としたデジタル機器市場での需要回復・拡大ならびに半導体需要回復による半導体設備投資の活発化が中心となり受注は活況を呈しました。下半期におきましては経済回復の鈍化による影響を受けましたが、HEVやLED照明向けなど省エネ・環境関連市場向け新製品のラインアップ並びにその拡販を推進し、さらにスマートフォンを始めとする情報端末市場などでの新商品の市場開拓を積極的に進めてまいりました。
今期について
当社グループが成長戦略製品市場と位置づける省エネ・環境市場は引き続き堅調に成長することが見込まれ、さらにスマートフォンをはじめとする情報端末市場向け新製品も特に海外市場において急速に拡大することが期待されます。
これを見て、
(そうか、Maruwaは好業績なんだな。)
と考えるのは間違っている。
他の電子部品メーカーがダメで、Maruwaだけ良い状況は、あるかもしれない。でも、それはない可能性の方が断然高い。
で、株価は強い業績予想で一気に上。自分も木曜日に新規買いポジション。
(ダメって言っておいてナンで?)
ナンでって、トレードとしては十分に使えるから。あくまでトレード。こういう数字が、こういう銘柄で出れば、それはトレード銘柄に採用できるって事。
欲張らずに売ることが肝要。
Quickより、沿革と事業内容
セラミック電子部品メーカー。主に電子回路の構成部品である抵抗器の材料となるセラミック基板のほか、電子部品や情報通信機器向けのセラミック素材・部品、半導体製造装置向け石英ガラス製品、デジタル家電から車載部品向けなどに幅広く使用されているEMC(電磁環境適合性)対策部品などを展開する。このほか、道路照明などの照明機器事業も手掛ける。
1973(昭和48)年、愛知県瀬戸市で通信機器向特殊磁器の生産を目的に丸和セラミックを設立。同年、回路部品の生産を開始。83年、機構部品用セラミックスの生産を開始。89(平成元)年、高周波部品の生産を開始。99年、商号を MARUWA に変更。
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