2011年5月12日木曜日

8907フージャース、見通しの分かりやすさで買い増し、決算は予想通り

不動産銘柄、とりわけマンデベとパワービルダー。震災前までは不動産マーケットの見通しも明るかったし、業績は好調で、株価評価も低く、有望なセクターだった。

震災で不動産セクターに対する投資家マインドはがっくりと下がった。

現実にどうか?よりも、地震=不動産ダメ、のマインドが重要だ。

その中で持っている不動産銘柄はフジ住宅とフージャース。どちらも見通しが分かりやすい。

先日、フジ住宅の決算発表があり、株価はピョコンと跳ねた。

昨日はフージャースの決算発表。今期を期待して買い増し。



今期の計画は、売上+131%、経常利益+54%、EPS(修正)は5700円。

2010年12月に2012年3月期の計画数字を発表済みなわけだけれど、それと同じ数字。つまり、震災を経ても見通しは変わらないと。

決算短信より

上記業績予想は、事業環境が東日本大震災による影響をはじめとして不透明な状況にあるという認識の下、これらによる影響を勘案し、算定しております。

マンション事業用地つきましては、平成25年3月期に収益計上を見込む物件までの仕入に見通しが立っており、建築工事につきましても、平成25年3月期迄に竣工を予定する物件のほとんどについて工事請負金額を確定できていることから、売上高及び売上原価に大きな変動は起こりにくいと考えております。

また、工事スケジュールにつきましても、現時点で大幅な遅れは無く、平成24年3月期に竣工予定の自社分譲マンションは、当初よりその大部分が第3四半期に竣工予定であるため、通期損益への影響は少ないと考えております。販売におきましても、平成23年3月末時点で、平成24年3月期に引渡となる自社分譲物件のうち50%以上が契約済となっており、足元も堅調な販売が続いております。

かつて優良マンデベの筆頭だったフージャース。リーマンショックでボロボロになり、倒産を予想した投資家も多かったと思う。自社物件の分譲ができなくなり、その昔していた販売代理の仕事をコツコツとこなすしかなくなった。

生き残るために仕方ないとは言え、何とも屈辱的だ。

そしてマーケットが落ち着き、財務を立て直し(とは言ってもまだまだだが)、自社物件を手がけることが出きるようになった。

その間に株は叩き売られた。

業績と株価でどこまで復活できるのか、興味津々です。

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