2011年10月13日木曜日

投資=情報の取捨選択、判断、行動の繰り返し

捌ききれない情報に溺れていないか。

情報の取捨選択を素早く行って、判断し、行動する。結局、これが投資活動になるわけ。

でも、何だか知らないけど、決算情報、投資雑誌、ニュース、アナリストレポート、噂、デマ、買い煽り、そう言うものが多すぎて、投資活動がままならない。情報を詰め込めるだけ詰め込むけど、そこから何も判断せず、行動につながらない。もしくは、間違った判断をし、損する。

そういう人は多い。

投資の春夏秋冬を2回ほど繰り返すと、一体全体、自分にとって必要な情報とは何なのか、見えてくる。

はっと気づかせてくれるのが下の映像。Forex.comのアメリカでのCM。




自虐的なCMだと思うのは自分だけだろうか?面白い。

2011年10月9日日曜日

Sell in May, don't forget to come back in October

さて、久しぶりのエントリー。なんやかんやと忙しくなったり、悶々とする日々だったり・・・・。人生ってねえ。

タイトルにあるとおり、株には妙な季節性があったりする。5月に売って、10月に買う。よく知られた季節性なわけ。

実際、今年もその通りの展開になっている。

5月に売らず、下げに立ち向かっていった人は、今苦しんでいるケースが多いと思う。

自分の状況を確認すると、全然悪くない。コアホールディングが強くて、全体のパフォーマンスはそれほど悪化していない。

問題はここからだ。

格言通り、10月に買うべきかどうか。

買いの方向で進んでいこうと思う。

どのセクターに重きを置いていくか?

インターネット関連だ。スマートフォンやタブレット、ソーシャル、ネットワーク、クラウド。世界の大きなうねり、長期に渡る変化。デコボコはあっても、右肩上がりのトレンドを忘れちゃダメだ。

新興国の中流階級の激増。これも外せない。

不足気味が継続するコモディテイー。食品であり、エネルギーであり、つまり資源。確実だ。

そして最後に、景気循環株で叩き売られた株。目先はこれが一番騰がるはず。ただし、これらは一旦戻したらそれまでにしたい。ここを本気で買っていけるのは、マクロ指標に自信が持てたとき。 具体的には、所定外労働時間、鉱工業生産指数、ISM Index、BBレシオ。

慎重に、Sell in May, don't forget to come back in October を実行していく局面。

2011年7月1日金曜日

復活銘柄筆頭の4680ラウンドワン、月次好調で会社のコメントは強気

復活銘柄の一番手がラウンドワンだと言うことは何度も書いている。

かつての高収益成長企業がダメになり、そこから復活するときは株価もダイナミックな動きをする。とりわけ、名の知れた、時価総額がそれなりにある企業が注目に値する。

それが今のラウンドワンだ。

証券会社から強気のレポートが出たこともあって、ストップ高。ここでポジションの40%を処分。


今期に入ってからの月次は絶好調を継続中。会社の期初計画の既存店売上を上回っている。その上回りの幅は大きい。


固定費の高いビジネスで既存店が回復すると、利益は爆発する。



会社のコメントは強気だ。強気コメントが出るのは、2つに1つ。本当に調子が良いとき、そして、空元気。どちらか見極めるのが投資家の役目だ。

2398ツクイ、3ヶ月ぶりの20日線タッチ、業績は好調、評価は低い

日本の医療・介護・福祉は一体どうなるのか。不安で一杯の人がたくさんいると思う。自分にできることは何か?

まずは自分が困らないようにすること。それから、自分が何かに役立てるように働きかけること。最後に、何とかしてくれと誰かに嘆願すること。

この順序は間違っても入れ替えることはできない。

自分の将来の医療・介護・福祉への蓄えを、医療・介護・福祉の株で作る必要はないけれど、、、ツクイ。業績好調な介護関連株だ。

3ヶ月ぶりに20日線にタッチ。ここで買い増し。


ずいぶん上がったけれど、株価評価はまだ低い。しかしながら、株価が上昇すればするほど、増資の不安が出てくる。

2011年6月30日木曜日

安い飯田系パワービルダーの中でも激安の3274アイディーホーム、何かあるのか?

横這いの動きが続いているパワービルダーマンデベ

業績見通しは悪くない。株価評価は極めて低いままだ。

全体相場がとりあえずは強気に転換した。

そうなると、突発的に資金が回ってくる可能性が高まる。不動産株の爆発力は持続力はなくても強い。不動産株の持続力を伴う強さには、好景気が必要だ。 今はそういう状況ではない。

短期トレードには単発的な爆発力で十分なわけで、アイディーホームを新規買い。


3月のIPOから情けない。

何かを見落としているのだろうか?評価は異常に低い。EPSは700円、配当は100円。つまり、PERは3倍、利回りは4.8%。

飯田系の中でもずば抜けて安い。飯田系に限らずパワービルダーは低評価なのは間違いない。

何かあるのかなあ。

全体は50日線回復、ドラッグストアとホームセンターが動き出したかも知れない

TOPIXの50日線回復でとりあえず全体相場は短期的には強気。日経平均、TOPIX、Jasdaq、マザーズ、全てが50日線を回復した。S&P500もV字回復で同様。

セクターごとのチャートをざっと眺めてみると、ドラッグストアホームセンターが動き出したような気配がある。

この2つのセクターはもうずっと低評価に甘んじている。

確かに成長力はない。競争は熾烈で、ぐっと利益が伸びることもない。(ハンズマンは例外だ。)それでも、PERで5倍とか6倍とか、あまりに不人気すぎる。

こういうセクターは時折資金が回ってくる。

それを株を持ったままじっと待つ方法も一つではある。動き出したと思ったときに乗る方法もある。今は後者ではないかと。

10%取れれば御の字、20%ならば満足、30%で大満足。

新規買いポジション。ホームセンターセクターからナフコ、ドラッグストアセクターからクリエイトSD。

ナフコ


クリエイトSD


短期トレードを忘れない。それが目的で買ったのだから。

ハンズマンは相変わらずコアポジションでがっちりホールド。今回の2つはそういう類ではない。

2011年6月29日水曜日

日経225先物はまた失敗、いよいよTOPIXは50日線を越える気配、さてさて

今年のトレードで一番うまく行かない日経225先物。

TOPIXの50日線タッチでショートしたわけですが、場中の50日線越えですぐにカバーとなった。

損切りにはならなかったものの、利益と呼べるほどのことも無い。結局、またうまく行かなかった。

TOPIX


終値ではまだ50日線を越えていない。が、今現在の先物を見ると、+1%以上で推移している。アメリカも強かった。いよいよ、今日は終値で50日線を越えるのでは無かろうか。

ひとつの重要な目安ではある。

2011年6月27日月曜日

3632グリーが年初来初めての50日線割れになるか、そうなれば一旦は終わり

ここのところ、インターネット関連株が全般的に下げている。

今年に儲かっているのはインターネット関連株を中心に買った人だった。震災前にもずいぶん上げ、震災の暴落もあっと言う間に回復し、さらに上値を追った。

その強い動きは一旦終わりなのかも知れない。

最近そういう感が強い。

グリーもそういう株の一つ。順調に50日線まで下落。新規買いポジション。


年初から50日線を割ったのは震災の時だけ。上げトレンド継続ならここから反発していく。そうでなければ一旦はおしまいだ。

今年うまく行かないトレード日経225先物、TOPIXが50日線まで上昇でショート

今年の一番うまく行かないトレードは日経225先物。

基本的にはヘッジ売りのポジションを取るためのツールとして使っているわけだけれど、売りを仕掛ける都度すぐに損切りになる。

TOPIXが50日線まで上昇した。

震災で50日線を割った後、50日線を回復したことは一度もない。だから、ここで日経225先物をショート。

TOPIX


TOPIXを売ることができればいいのだけれど、そういうツールが無い。正確には、TOPIX先物もあるので売ることには売れる。CFDもある。ETFもある。しかし、どれも自分には都合が悪い。なので、日経225先物を使う。

日経225先物


TOPIXが50日線を回復するのであれば損切りになる。

さて、今年の今までと同じく、日経225先物売りは損切りに終わるのか・・・。

航空機の需要は強い、株は上下動する、5726大阪チタニウムは何度も使える

航空機関連は買い。そういう判断だ。

そもそもにして、世界的な航空機需要は旺盛。もちろん景気が急激に悪くなれば航空機需要も減る。そういう景気悪化は無いとう前提。

仮に世界的な不況になっても、中長期的な航空機需要は確実だ。

どうやっても航空機は売れる。

となれば、短期的にも長期的にも、株はトレードできる。買ったり売ったりで値幅が取れるわけ。ポイントは投資ではなくて投機トレードだという点。

日本ではボーイング787関連が対象だ。その一番手はチタン関連。具体的には大阪チタニウムと東邦チタニウム。どちらもボーイング向けの売上が株価を決める。

大阪チタニウムを売り処分。


本来であれば50日線を割ったところで売るべきだった。それがトレードのルール。

いずれにせよ、航空機関連はまだまだトレードできる。大阪チタニウムもすぐに買い戻す可能性は十分ある。

2011年6月24日金曜日

月次が絶好調の2426ピーアンドピー、チャート的にも良い、ダメでも下値は限定的

人材ビジネスはアクドイ商売になりやすい。

どんなビジネスでもやる人次第であくどくなるのは間違いない。それでも、人材ビジネスがエゲツない商売になりやすいのは、人が商品である以上、ある意味必然なのかも知れない。

人は人に優しくありたい。誰もがそう願う。

企業は儲けたい。人件費は安くしたい。

人材ビジネスはここに難しさがある。

基本、人材ビジネスは投資対象にならない。それでもメイテックを有料割安株のコアポジションとして持っているのは、人材ビジネス企業の中では抜群に優れていると判断しているから。まれな企業だ。

ピーアンドピーがどれほどまともな人材ビジネス企業なのか分からない。なので、投資対象にはならない。が、月次を見るととても良い。短期トレードでは買いだ。新規買いポジション。


このまま月次の好調が続けばそのうち買われる局面が来る。月次の好調は一時的なものだとしても、株価評価は低いので下値は大きくない。チャートは煮詰まっているので動きやすい。

そういう諸々で、短期トレードには良い。

2305スタジオリス、もらうと嬉しい感情がたっぷり詰まった株主優待株

マーケットは不思議だらけだ。理解できることよりできないことの方が多い。ブッちぎりの好決算なのに売られたり、どーでもいいニュースなのに買われたり。全くもって分からない。

時々気が付くことがある。

(あー、こういう事だったのかあ。)

と。

その理由で意外と多いのが株主優待の存在だ。

人は何かをもらうと単純に嬉しい。PCの向こう側の数字で損していても、その後に手元に届くモノがあれば我慢できる。株で損しても、優待品が届くからOK、という感覚。全くもって分からない。

しかし、これは株に限らず、世の中同じだ。

おまけの付いた商品を買う人は多い。付いていない商品の方がお得なのに。ちょっとだけ先払いすれば安くなるのに、何か嫌だからそうしない。枚挙にいとまがない。

経済合理性だけでは済ますことのできない事。

つまり、感情だ。心だ。

これで全くもって分からないことは分かるようになる。

マーケットは大勢の人の感情が集まった場所。株主優待には感情が詰まっている。

スタジオアリスを空売り。


今月が権利落ち。最大逆日歩が付くだろう。それも注意喚起で2倍だ。

それよりも人の感情の方が全然大きいと判断した。権利落ちでは暴落するのに賭けたわけ。

50日線を回復しない6890フェローテック、短期トレード目的なので売りが正解

バタバタと忙しい売買だけれど、昨日買い増ししたフェローテック、もともとの持株も含め全株処分。50日線を割れたのでここは一旦逃げておく局面。


出来高も増加中で、まだエネルギーはある感じなので、50日線を回復で再度の挑戦になりましょう。

短期トレード目的で買った株は、最後まで短期トレードを貫くことが一番大事。短期トレードで買ってみたものの、よく調べてみると実は投資銘柄だったという事もたまにある。その場合、短期トレードで買った株はいったん売る。そして、投資銘柄として再度買い直す。

この行動は結果として同じ事ではある。いや、手数料がかかるだけ損する。

でも、このルールは大切だ。


それは、買い直すというその時に重要なのではない。

短期トレードを値動きの都合で投資に変えるという行動を繰り返すと、必ず大損するときが来る。マーケットの調子が良いときはいい。なんでもかんでも儲かるから。

マーケットが様相を変えた時も、今度は都合のいい解釈で、短期トレードを投資に変えることになる。

それが致命傷になる。 絶対になる。

2011年6月23日木曜日

50日線まで下落した6890フェローテック、強気の業績予想とプチテーマでトレード

強気の決算予想を出したフェローテック。震災後のプチテーマ、太陽光発電&LEDにもあてはまって、株価は上昇トレンド。

ちょうど50日線まで下落したので買い増し。


ここから反発していけば、まだまだ上昇トレンド継続になる。そうじゃなければ損切りになる。

フェローテックの予想は強気ではある。しかしながら、個別企業を見るのと同時に、セクター全体を見る必要がある。

半導体、太陽光発電、FPD、そういうキーワードは、セクター全体の業績好調さが必要だ。

そういう点からは、フェローテックの強気予想は鵜呑みにはできない。

2011年6月20日月曜日

好業績予想+LED関連で上げトレンドの5344MARUWA、何度もトレードする

電力不足のために節電を心がけるという分かりやすい考え方。具体的にはLEDとして相場になっている。LED関連という名の付く銘柄なら、どれもこれも大きく上げている。

節電自体は間違っていない。震災とか電力不足とか関係なく、より少ない資源を浪費する努力は必要。でもね、電力不足の理解が間違っている人が多い。電力が不足するのは、夏場の昼間、暑い時間だけだ。夜にろうそくで過ごして節電しても、何の電力不足対策にもならない。

まあ、それはどうでもいい。

LED。

市場規模は巨大だ。予の中の蛍光灯と電球全てがLEDになるインパクトは計り知れない。

ちょうど節電でLEDが爆発的に売れ始めた。相場テーマにならない方がおかしい。四季報にLEDという言葉が入っている株は全部上げている感じだ。

持株ではMARUWA。MARUWAの場合、LED以外の業績も好調という計画もあるにはある。もともとそちらの理由でトレード買いした株。

20日線を一気に割った。利確の全株処分。


上げトレンドは継続中だ。50日線まで下落すればそこで買い戻し。一気に20日線を回復して上へ行けば買い戻し。トレンドが崩れるまでは短期トレードに何度も使いたい。

2011年6月16日木曜日

間違って買った2751テンポスバスターズ、ストップ高であっさりと売り、欲豚はダメ

魔が差し買いをしてしまったテンポスバスターズ。PL好決算で案の定暴騰のストップ高。全株処分。


そもそも、こういうエグイ株は当然投資対象にはならないし、短期トレード対象にさえもならない。たまたまチャートが目に入り、魔が差して買ってしまったわけです。だから、即利確。

仮にこれがテンポスバスターズではなく、まともな会社での短期トレードであったならば、売っていない。

でも、今回は売るのがルールだ。そもそも買わない株を買ったのだから。

ボロ株で儲けるより、ルール違反しないことの方が重要だ。今重要、なわけじゃなくて、長期的にジワジワと重要だという点がポイント。

つまり、

(あれ、間違って買ったけど、 調子良く上がってる。じゃあ、ついでだからもう少し儲けよう。)

そういう欲豚は、成功することがあると、また繰り返したくなる。そして、何回か成功し、最後に大損する。長期的には何の得にもならない。

Bulls make money, Bears make money, Hogs get slaughtered.

2011年6月15日水曜日

上場来高値を更新した2138クルーズ、ツボにはまるとギャンギャン儲かる水物

クルーズ。

今期の爆発的な業績予想が発表されてから一気に上げてきている。一旦は売却して利益確定をしたものの、何度もトレードに使うというのは変わっていない。

水物商売が儲かるときはガンガン儲かる。ツボにはまると笑いが止まらない。そういう状況だ。


20日線まで下落してきれいに反発。一気に高値を抜いてきた。ここで新規買いポジション。

上場来の高値だ。誰も損している人はいない。全員が儲かっている。そういう株は下げにくい。

PLの決算数字は良いけどBSはクサイ、2751テンポスバスターズ、つい魔が差して・・

テンポスバスターズ。えげつない会社はたくさんあるわけですけれど、この会社のそのうちの一つと判断している。

通常、自分がこういう「臭う株」を買うことは無い。業績数字がどれだけ良くても、PERがどれだけ低くても、配当利回りがどれだけ高くても。決して買わない。もっと言えば、テクニカルな天気トレードでも買わない。

まともな会社にだけ投資する。そして、まともな会社だけ短期トレードする。

一般的には、短期トレードには値幅が最重要ですが、自分はそれ以上に会社の「まとも性」を大切にする。

でもでも、魔が差した。ふと何かの拍子にチャートを見ると、出来高を伴ってきれいにブレークアウト。ま、遊びでいいかあ、と新規買いポジション。


引け後に決算発表。こんなエグイ株はフォローしていないので、決算発表があるとは知らなかった。で、PLの数字自体は良い。BSを見れば臭くてたまらない。

誤解の無いように書いておくと、テンポスバスターズが本当にエグイ会社かどうかは分からない。テンポスバスターズに限らず、どの会社がまともで、どの会社がまともじゃないかなんて、決して100%の確度で分かるはずない。

投資対象として自分で判断して、というだけのこと。

とりあえず、PLの数字を見て、短期トレードの個人が集まってくることを期待。即売りです。

今期計画が失望の2193クックパッド、1Qを見るまではお休み、そこで再考する

クックパッドの決算発表。

今期計画は、売上+23%、計上利益+14%、EPSが62円。

失望。

この一言に尽きると思う。

控え目な計画を出していると言われればその通りなのかも知れない。しかしながら、モメンタムの急減速は間違いない。インターネット関連の成長株は、絶対的な数字より変化率が全てだ。

クックパッドは少なくとも1Q決算を見るまでは出番がない。1Qの数字が出た段階で、 もう一度考えれる。決算前に買った株を全株損切り。


決算発表資料を見ると、一般消費者の有料会員の増加は順調。

頭打ちなのは広告。特に4Qに関しては多分に震災の影響があるのだろうけれど、ここがどうなるのか、やっぱり1Qを見てからになりましょう。

レシピサイトの可能性は大きいのは変わらないと判断している。中長期的な成長余地は大きい。

2011年6月14日火曜日

マクロ経済の減速感が強まっている、6324ハーモニック・ドライブ・システムズ全株処分

経済が不景気の底から這い上がるとき、株価は底を打つ。

いつが不景気のどん底で相場の底なのか、それが100%分かれば皆大金持ちだ。投資家がそれぞれ思い思いに底を当てゲームを楽しむわけ。

相場の底だ、と判断したとき、一体何を買うのか。

投資家の仕事は、それを前もって決めておくことだ。相場の底は前もって決められないけれど、底打ちと判断したときに株べき株は前もって決められる。

自分にとってそういう株の一つがハーモニック・ドライブ・システムズ。

昨日、残りの持株を全株処分。

景気に合わせて買う株なのだから、景気の減速感が強くなれば売りだ。今、景気の減速感は強い。つまり、マクロ指標が弱い。

ハーモニック・ドライブ・システムズの受注状況は今のところ良い。

でも、景気に合わせて買う株なのだから、マクロをより重要視する。

チャートは弱い。


近いうちにもう一度買いポジションを持つことも十分あり得る。同様に、このまま買うことなくずっと眺めるだけになるのかも知れない。

景気次第。

Topix組み入れは7月末、実際の需要の大きさより、個人投資家の思惑だけ

1部上場が決まったボルテージ。同時に増資があったので、応募して買いポジションを持った。50日線を下回ったので一旦利益確定。


1部上場に伴うTopix買いは7月末だ。

実際の大きさはともあれ、買い需要がある。ポイントは、実際の買い需要の大きさがどうのこうの、よりも、そういうイベントがあるから上がるんじゃないか、という個人投資家の皮算用だ。

それが強ければ株は上がる。

全体相場の強弱が大切だけれど、ボルテージのTopix組み入れ相場もあると思っている。

だから上に動き出したら迷わず飛び乗る。動き出せば押し目待ちに押し目無しの状況になるのではないか。下に向かうのであれば前回安値か200日線で買い。

セルフうどん屋の丸亀製麺トリドール、既存店が悪いがチャートでトレード買い

ここ何年かで一番よく見るようになったレストランのジャンルと言えば、激安焼肉屋と均一価格居酒屋とセルフサービスうどん屋ではなかろうか。何か店がつぶれたと思うと、1週間後には3つのうちのどれかが開店している。そんな感じだ。

セルフサービスうどん屋の最大手は丸亀製麺のトリドール。

すでに業績は爆発的に伸びた。2006年の上場時から業績数字は6倍になった。

でも株価は倍にもなっていない。

デビュー当時から高評価を得ていたからだ。株価の高評価とはそんなものだ。業績が伸びても株は儲からない。とはいうものの、4倍になったり半値になったりボラは高いのでチャンスはいくらでもあったわけ。

足下、既存店の売上げは常に100%を下回っている。積極出店で全店売上は+10%以上を維持。

基本的には既存店の悪い外食企業の株は上がらない。

そう分かっていて、トリドールを新規買いポジション。短期トレード。

既存店が悪いながらも、今期の計画は売上+23%、計上利益+18%、EPSは11700円。PERは8.5倍。

何より、チャートが買い。


分割発表があって株価がピョコンと跳ね、ジワジワ調整して、今ちょうど50日線まで下落。

このまま50日線を下抜けて93000円を下回れば損切り。きれいに切り返せばしばらくおつき合い。

2011年6月10日金曜日

2193クックパッド、決算発表目前で50日線を上抜け、今期計画次第では大きく動く

クックパッドが50日線を上回った。出来高が少ない状態で横這いを2ヶ月続け、出来高を伴っての上抜け。新規買い。


日経に業績が好調だという記事が出ていた。これが触媒になったのかも知れない。

4Q決算発表は本日10日。

仮に今2012年4月期の業績に四季報程度の伸びが期待できるのであればPERは21倍。利益は+38%なので、インターネット関連株としては決して高くない。

2011年4月期の3Qまでの数字は文句なしに強い。売上は+62%、経利は+80%。一番重要な利用者の増加も順調。一般の利用者に継続的に課金できる仕組みがうまく回っている。

3Qまでの業績を考えれば、4Qは上方着地する。

50日線を下回っているS&P500銘柄の割合、20%を下回れば反発する

Topixが下に抜け、売りを仕掛けた日経225先物。薄利で手仕舞い。

そもそもにして期日という事がある。しかしながらそうで無くても手仕舞いになっていた。

50日線を上回っているS&P500銘柄の割合


 20%まで下落すれば短期的には大きく反発する。アメリカが反発すれば、当然日本も反発する。

2011年6月7日火曜日

3811ビットアイルの3Q、ワンサカと集まってくる前に一人でこっそりと

決算チェック。優良成長株のコアポジションとなっているビットアイルが3Qを発表。順調。

売上+22%、経常利益+76%。通期計画は変更なしの売上+23%、経利+49%、EPS5500円。

通期業績はそのうち上方修正される。

文京センターが黒字化した。

平成21年2月に開設した文京データセンターが四半期ベースで黒字化を達成し、その後着実に黒字幅が増加する等、iDCサービス、マネージドサービス、ソリューションサービスがいずれも順調に推移


稼働ラック数の増加は順調。

堅調な市場環境に応え得る拡張性のあるスペースと十分な受電能力を備えたデータセンターを基盤に、引き続き営業体制を整備・強化した結果、当第3四半期連結会計期間末において稼動ラック数は3,542ラック(前年同期比9.5%増加)となり、売上高、顧客数ともに着実な積み上げを達成




顧客ベースも順調に拡大。



今のところ、中計に不安はない。もっとも、中計の数字などはあって無いようなもの。中計通りに進む会社などあり得ない。あればどの会社もボロ儲けで、株価も爆発、みんな嬉しい。

でも重要なのは、中計が実現できるかどうかではない。

会社が投資家に、(ああ、もしかすると中計が実現しそうだな。そうなれば株は安いな。)と感じさせることが重要なのだ。

もっと言えば、自分が、(ああ、中計が実現しそうと思って、この株は安いなと思う投資家がワンサカ出てくるな。)と思えることが重要。ワンサカ集まってくる前に買っておく。

ただし、アメリカのデータセンター銘柄を見ると、データセンター銘柄の評価は高くならない。どういう理屈かよく分からないけれど、そういうものらしい。だから、ビットアイルの評価についても、多くは望めない。


株価は3ヶ月の横這い。横這いでもボラは非常に高い。どっちつかずで方向が定まっていない。これだとトレードは難しい。

コアポジションはがっちりと持ちつつ、パフォーマンスをプラスするためにチャートでトレード。Trading around the core position. 

アメリカも日本も明確に下方向、日経225先物の売り+個別株ショート

Topixが下抜け。


アメリカもはっきりと50日線を下回った。


ここで強気になる理由は何もない。

日経225先物を新規売り。

個別株のショートポジションも増やしていく方向。

4751サイバーエージェント、全体が弱い中で急騰、一度は夢を見させてくれるはず

マーケットは弱い。その中で、サイバーエージェントが強い。

一気に上抜けてきた。新規買いポジション。


3月から3ヶ月以上も横這いを続けている。もっとも、横這いと言っても%値幅は結構ある。個人が好むインターネット関連株の共通特徴だ。

サイバーエージェントの業績は3年間停滞した。業績は伸びてはいたものの、インターネット関連株としては爆発的な伸びが期待されるわけで、そういう見方からすれば、やっぱり停滞になってしまう。

ここへ来て業績の伸びが爆発的になっている。だから株価はずいぶん上げた。



多くの場合、インターネット関連企業の業績成長に火がつくと、一旦は燃え上がる。

FXを除く全ての事業が好調。中でもアメーバピグの伸びが凄まじい。


 株価は既に2009年2月の底値からは8倍以上になった。

それでも、投資家が夢を見ていると言うにはまだまだ低すぎる評価だ。一度は夢を見させてくれるのがこういう株。

だから、これから何度もトレードすることになりましょう。

2011年6月2日木曜日

6146ディスコのショートカバー、アメリカが今年最大の下落率の前という悪タイミング

Topixが下抜けたと同時にショートしたディスコ。

昨日20日線を回復し、50日線にもタッチしたので損切りのショートカバー。


昨日のアメリカは今年最大の下落率を記録。そんな時のショートカバーとはいかにもタイミングが悪い。一昨日には日経225先物もショートカバーしているし。

方向感の定まらない相場では、短期トレードはぎくしゃくする。

どんな指標やタイミングでエントリーしても、すぐに反転して損切り。逆のポジションを取ればまたすぐ反転で損切り。 こういう流れになる。

今はそういう相場付きだ。

ここからの短期トレード。S&P500、Topix共に、50日線を上回って買い、前回安値を下回って売り。とりわけ、売り方向は、そこまで行くと下げが明確になりそうな雰囲気だ。さて。

2011年6月1日水曜日

公募増資と1部上場、Topix組み入れコバンザメ投資で暴騰の3639ボルテージ

公募増資と東証上場を発表したボルテージ。公募価格の決定と同時に、1部上場が決まった。

増資は株価を下げる。ボルテージは貸借銘柄ではないので、その分はましだ。それでも、個人投資家が好むインターネット関連の新興銘柄なわけで、増資で10%や20%の下落は驚かない。

ボルテージは下げるどころか上げた。

1部上場を期待したTopix組み入れを狙った投機だ。

Topix組み入れの影響は相変わらず大きい。直近ではコンドーテックの暴騰がある。Topix組み入れのコバンザメ投資法は昔からあるけれど、これからしばらくは相当パフォーマンスを上げそうな気がする。

公募に申し込み当選した。新規買いポジション。


足下の業績は非常に好調だ。ボルテージに限らず、携帯・スマートフォン向けのゲームコンテンツ会社はどこも似たようなもの。中でもボルテージとクルーズが好業績で安い。

何度も言うけど、こういう株はハヤリものでしかない。

もちろん、だからと言って株を買わないわけではない。むしろ、積極的にトレードしていく。ハヤッテイル間はそれが儲かるわけだから。

Topixが20日線を回復、日経225先物のヘッジは潔く外す

Topixが下抜けたところで日経225先物の売りでヘッジをかけた。昨日には早くも20日線を力強く回復した。こうなれば売りポジションは損切り手仕舞いだ。


兎にも角にも、重要なことは一つだけ。

売りポジションの損切りは絶対にためらわない。逆指値を入れておく。

さて、ここからだけれど、このままスルスルと50日線まで上がれば、そこで再度の売りポジションを取る。そのまま前回高値を超えれば、今度は逆に強気だ。

震災復興が業績に直結する7619田中商事、数少ない明確な恩恵銘柄

震災復興関連銘柄はいろいろある。

そういう材料での売買に業績はそれほど関係ない。むしろ値動きが全てだ。トレーダーの人気、そういうこと。

自分の場合は、材料だけでのトレードはしない。そういう作業には向かない。短期トレードにしても、業績が好調な銘柄が基本、カタリストのあるところを狙っていく。そうでなければチャートの節目になる。

震災復興関連で、業績にプラスに働くとはっきり言っている企業は少ない。 決算短信を見る限りでは5社。

7619 田中商事
9639 三協フロンテア
2445 SRGタカミヤ
1916 日成ビルド工業
7438 コンドーテック

だから、震災関連のトレードは、これらのチャートを眺めてすることになる。

田中商事が高値更新。引けでは下げて、上ヒゲという嫌な形になってしまったが。高値更新で新規買いポジション。

重要な事はただ一つ。売りも買いも潔く。Bulls make money, Bears make money, Hogs get slaughtered.

復活銘柄のトップバッター4680ラウンドワン、復活はまだ初期段階

復活銘柄のトップバッターはラウンドワン。

小型の成長株が成長しなくなると、業績が悪くならなくても株価は下がる。まして小型株を卒業し、中大型株になり業績が低迷すると株は暴落する。

まさにラウンドワン。

注意するのは、ダメ株とダメ企業は違うと言うことだ。

優良企業が一時的な業績低迷にあるとき、それはダメ株でもダメ企業でもない。復活銘柄だ。

まさにラウンドワン。

だから、これから何度も売買することになる。

復活銘柄は大きく上下しながら復活することが多い。初期段階では復活がはっきりしないので、特に上下が大きい。復活が見えてくると、一段高いところで上下するようになる。復活が明確になれば最後の一相場がある。

ラウンドワンはまだ初期段階。

前回高値を抜いてきたところで新規買いポジション。復活銘柄の短期トレードだ。

株主優待の復活を待っていた8772アサックス、復活はなさそうだし株価は上がった

ポートフォリオの片隅にひっそりと置かれていたアサックス。

待っていたのは一つだけ。株主優待の復活。

(もし優待復活が発表されれば株価はピョコンと跳ねるのではないか。仮にそうならなくても、業績は順調で株価は安いからいいかあ。)

どうやら優待復活は無さそうだ。それに株価もずいぶん上がった。

目下、相場はどっちつかずだなので、ここはキャッシュを増やすのは悪くない。じゃあ、魅力の低いところから売っておこう。で、アサックスを利確の全株処分。

2011年5月30日月曜日

優良成長株のコアポジション、3064MonotaROを部分売り、ファンダは変わっていない

優良成長株のコアポジション、MonotaRO。株価上昇が急。ポジションの20%を売り。株価は震災直後の安値から倍になった。ここはポジションを縮小する場面だ。



業績が順調なのは確実。月次は+20%以上でずっと推移している、1Qの決算はOK、1Q決算説明会で改めてMonotaROの強さがはっきりした。

この1Q決算説明会を見て、(あれ?!モノタロウが最強の震災復興関連銘柄なの!)、と思った人も多いはずだ。

これだけの株価上昇でも、優良成長株としての魅力は全然薄れていない。業績は好調、見通しも良好、中長期的な視点から考えても有望、マーケット規模は十分 大きい、競争環境も良い。

通常、こういう株は評価が高い。でも、MonotaROの評価は全然高くなっていない。

理由は二つに一つしかない。

自分の見立てが間違っているか、マーケットが気づいていないか。どちらかだ。

引き続き優良成長株のコアポジション。パフォーマンスをプラスするためには、Trading around the core position. を継続。

2011年5月26日木曜日

6324ハーモニックドライブのポジション縮小を継続、足下の数字は大丈夫だ

決算発表があってから、とりあえずは利益確定の手仕舞いを決めたハーモニック・ドライブ・システムズ。

売りは上か下に動いたとき、と書いたわけだけれど、昨日50日線を一気に下回った。残りポジションの50%を売り。


ハーモニック・ドライブ・システムズの得意先



FPD製造装置と半導体製造装置に関しては、日本半導体製造装置協会の数字を見ていれば事足りる。足下の数字は大丈夫だ。
 
産業用ロボットについては、日本ロボット工業会が数字を出してはいるものの、月次の数字は見ることができず、四半期ごとで遅すぎる。ロボット最大手のファナックはホームページを閉鎖してしまうほどのIR不足で役に立たない。

それでも四半期の数字を見ると、これも問題ない。

これらの数字と、ハーモニック・ドライブ・システムズが出している四半期ごとの受注状況を睨みながら、場合によっては大きく買い戻すこともあり得る。

それまでは、値動きで利確のポジションを縮小。

2011年5月25日水曜日

6146ディスコをヘッジ目的の空売り、弱いセクター内で一番下げそうなチャート

日経平均先物ミニの空売りと同様に、ヘッジ目的でディスコの空売り。


このセクターは基本的に下向いている。強い銘柄はわずかだ。

ざっとチャートを見渡し、一番下げそうなのがディスコだった。

業績は悪くない。それにディスコはセクター内でも優良株だと判断している。そういう株を空売りするのだから、100%ヘッジ投機でしかない。

前回安値を下回った。ぐぐぐぐっと下げが加速するのか、それとも2点底になるのか。どちらにしても、重要なことはただ一つ。

空売りの利確と損切りは、超の付く潔さが必要。見切りの悪さは命取り。

TOPIXが下抜けた、日経平均先物でヘッジの空売り、ショートの見切りは超重要

TOPIXが下抜けた。日経平均とマザーズはかろうじて踏ん張った。

TOPIX


マザーズ



全体を眺めるには、日経平均ではなくてTOPIXを使う。

ここで素直に空売りを入れた。

空売りはたくさん儲けたいとは決して思わない。持株が下がった時のヘッジがメインだ。そして、結果として少し儲かればいい。

日経225先物ミニ


空売りの損切りと利確は、ロングの投機よりももっともっと潔く。とりわけ、見切りの悪さは命取りになる。これは重要だ。

損切りは20日線を上回ったところ。

日経平均先物の空売りではなくて、できれば新興市場の指数を空売りしたい。しかし、悲しいかな、日本のマーケットにはそういうツールが無い。

Jasdaq Top 20というETFがあるが、当初こそ出来高がそこそこあったものの、今は出来高がスカスカ。それに50単位は金額が少なすぎる。とてもじゃないけれど使えない。

8907フージャース、8860フジ住宅、不動産株の持株2社を半分売り

震災があっても見通しがそれほど悪化していないのが住宅セクター。先日のGDPの発表後、証券各社が今後のGDP見通しを出しているけれど、その中で住宅セクターは相変わらず堅調な予想だ。

大きな伸びは期待できない、けれどジワジワと右肩あがりの推移をするという予想。

マンデベ、パワービルダー各社の業績予想もそれに近い。

だとすれば株は相変わらず安いと思う。

しかしながら、全体相場が下向いたわけで、投機銘柄は一旦売りたい。不動産関連で持っている2社は相変わらずフージャースとフジ住宅。どちらもポジションの半分を処分。アーネストワンは全株処分。

フージャース

チャート的にはここでは買いだ。50日線にタッチした所で、損切りを前回安値におけば、わずかなリスクに限定できる。

ただ、何度も書いているとおり、TOPIXが下向いた。この状況では、とりあえず投機ポジションは縮小したい。資金管理のためだ。

それに加えて、不動産セクターは基本的に弱い。他銘柄のチャートを見れば、買える物は非常に少ない。そういう状況ではフージャースだけ上げるのは難しい。


フジ住宅

下から50日線にタッチした。ここでは売りだ。



 アーネストワン。トントンで処分。



スタートからして失敗していた決算投機、7508G-7を損切り

G-7ホールディングスを損切り。


一言、不人気。これに尽きると思う。

決算投機で買ったわけだけれど、決算内容などは一切関係ない。不人気で誰も見向きもしない。出来高がほとんどなく、損切りにも困った。

不人気株を買って、いつか見直されるのをじっと待つことはできる。それも投資戦略の一つだ。

その場合、カタリストが必要になる。決算でも何でもいい。G-7みたいな個人しか買わない株であれば、優待が決め手になりうる。でも、G-7は優待を廃止してしまった。

チャート的には100%買えない。

そもそもからして大失敗の投機だった。