ラベル 大局観 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 大局観 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2011年10月9日日曜日

Sell in May, don't forget to come back in October

さて、久しぶりのエントリー。なんやかんやと忙しくなったり、悶々とする日々だったり・・・・。人生ってねえ。

タイトルにあるとおり、株には妙な季節性があったりする。5月に売って、10月に買う。よく知られた季節性なわけ。

実際、今年もその通りの展開になっている。

5月に売らず、下げに立ち向かっていった人は、今苦しんでいるケースが多いと思う。

自分の状況を確認すると、全然悪くない。コアホールディングが強くて、全体のパフォーマンスはそれほど悪化していない。

問題はここからだ。

格言通り、10月に買うべきかどうか。

買いの方向で進んでいこうと思う。

どのセクターに重きを置いていくか?

インターネット関連だ。スマートフォンやタブレット、ソーシャル、ネットワーク、クラウド。世界の大きなうねり、長期に渡る変化。デコボコはあっても、右肩上がりのトレンドを忘れちゃダメだ。

新興国の中流階級の激増。これも外せない。

不足気味が継続するコモディテイー。食品であり、エネルギーであり、つまり資源。確実だ。

そして最後に、景気循環株で叩き売られた株。目先はこれが一番騰がるはず。ただし、これらは一旦戻したらそれまでにしたい。ここを本気で買っていけるのは、マクロ指標に自信が持てたとき。 具体的には、所定外労働時間、鉱工業生産指数、ISM Index、BBレシオ。

慎重に、Sell in May, don't forget to come back in October を実行していく局面。

2011年4月10日日曜日

東日本大地震から1ヶ月、ようやく考えをまとめた、大きな変更は2つ

東日本大震災から1ヶ月が過ぎた。


ブログへの書き込みが全然なかったわけだけれど、それには理由がある。まず第一に取り引きしていなかった。そして第二に、アイデアが浮かばないし考えがまとまらなかった

金曜日に地震が起きて、週明けの月曜日と火曜日に結構な規模で買い、その週の金曜から売り始め、翌週末までには買った分以上を売った。28日の週から2週間、全く取り引きしていない。

振り返ってみると、1日後(月曜日)の買いは1日早すぎた。そして、売り始めた5日後(金曜日)も1日早すぎた。けれど、震災開け2週間全体としては上手く立ち回ることが出来た。

3週目と4週目も、個別に大きく動く銘柄がたくさんあったので、トレードが上手い人には良い環境だったと思う。自分はそういうのは出来ないので、じっとしていたのは正解だったと判断している。

この2週間はいろいろ考えた

しかしながら、なかなか考えがまとまらず、アイデアが浮かばなかった

それは、投資も投機もできない、ってことだ。

そして、ようやくバラバラな考えをまとめた。6ヶ月~1年ぐらいという、自分が一番大きくポジションを取るスパンで、これからどうするかを決めた。

大きな変更は2つ

2011年の注目セクターとしてきた不動産、特にマンデベとパワービルダー。考えを変えるしかない。ボラは大きいのでトレード銘柄としては非常によろしい。

円安で儲かる企業、海外売上比率の高い企業をコアの一つに入れる。できればシクリカルと非シクリカルで一つずつ。

変更のない重要点は一つだけ。

これまでコア銘柄はどう転んでも大丈夫だと判断したので、変わらずホールド。プラスアルファで trading around the core position も継続。(震災を経てもこう判断できたのは良かったかのかなあと。)

期トレードはこれまで通り変わらずでやっていく。マーケットを眺めながら、臨機応変で。単に値動きであったり、アホみたいに割安だったり、何かテーマがあったり、理由は何でもいい。チャートを見ながらのトレード。

2011年2月14日月曜日

大局観 2011年2月14日

先進国

出てくる経済指標はどれもこれも、予想を上回って良いものばかり。先行きも楽観的な論調がほとんどのような気がする。特に先進国についてはそういう傾向だ。

特に気になったのは、アメリカの12月のConsumer Borrowingが3ヶ月連続での上昇なこと。 中でも、クレジットカード使用は2年以上ぶりの増加

(アメリカの消費が意外と強いじゃん。)

がもうずっと続いている。消費してナンボのアメリカ経済なのだから、重要なポイントなんだろう。

結局、2011年の全体見通しの上方修正が続いている。特に、アメリカと日本。2011年は、

あれ!?思っていたより全然いいじゃん!

の年。




新興国

一方で、新興国は相変わらずインフレと引き締めばかりが注目されている。エジプトなどの中東革命もあって、とりあえずは新興国から逃げ出そうという雰囲気なのだろう。マーケットは下げ続けている。

中国では3度目の利上げ。ベトナムが7%程度の通貨切り下げ。15ヶ月で4回目。利上げは無し。インドネシアが利上げ

アルゼンチンなんかは、政府のインフレ率は10%、民間は25%で、高いインフレ率を出したエコノミストに対して、算出根拠を示さないと罰金と。

そこまで新興国のインフレは激しいって事。生活上のインフレは、統計上のインフレよりずっと激しい。だからこそ、コモディテイー、特に食料品関連、価格の急上昇が中東革命の引き金になった。

この状況でマーケットは下落を続けている。2011年の新興国株パフォーマンスはボロボロだ。

先進国 VS 新興国

新興国から逃げ出したお金が先進国へ貫流している。レパトリエーション。新興国ETFは解約が続いているし、アメリカの1月国内株投信への純増額は2004年2月以来の高額$21B。純増は昨年4月以来だ。

2011年を通せば、新興国がアンダーパフォームって事はないという前提。つまり、今後、ぐぐぐぐっと盛り返すときが来るはず。同時に、先進国相場が調整する。

新興国の利上げにマーケットが下落しなくなったときが買い場なのかと。


コモディティー

コモディティーは全部上昇。

国連食糧農業機関(FAO)によれば、1月の世界の食料価格指数は食料高騰が大問題になった08年を上回り過去最高

原油は足りている。でも100ドルを超える。OPECに増産のプレッシャーがかかる。現在この辺りの段階だ。今後は、仮に増産しても原油価格は上がり続ける。ついこの前見た光景だ。

日本の鉄鋼大手は原料高で下方修正を出した。が、新日鐵と住金の合併計画で鉄鋼株は全て上へ一旦跳ねた。ショート気味で良いと思う。

食品株もコスト高で利益が出ていない。特に、川上に近ければ近いほどマージンプレッシャーがかかっている。これがだんだん川下に降りてくるわけです。川下に降りて来れば、川上食料品株は買える




為替

中国は通貨規制をまったりを緩める。1.外国企業が中国事業の資金を香港で元建社債調達出来るように。2.ロシア、ベトナム、タイでは元での貿易決済が出来るように。3.ニューヨークのBank of Chinaでは元建預金受け入れ。長期の流れ。


もちろん、じんわりの元高は継続。

ドル円では、東京金先でのFXドル買い越しは過去最高、一方、CFTCでの円買い越しは最高水準。ミセス・ワタナベVSヘッジファンド。ヘッジファンをが勝つ事が多いと思う。

中東革命で有事のドル買いは起こらなかった。有事とは取られなかったのか、ドルの立ち位置が変わったのか。輪転機を回し続けているわけで、ドルの価値が下がっていることは間違いないが。だからといって、他通貨を買えるかと言えば、そうでもない。

結局、どの通貨も買えない。元は欲しいのだろうけど。これもまた、コモディティー高の背景だ。

2011年1月23日日曜日

インフレが引き続きのテーマ、アメリカと中国の政治・経済関係

インフレ

アメリカの各種指標は悪くない。予想を上回る数字が出てくることが多い。

問題は、良い数字が出てくれば来るほど、インフレが重くのしかかってくること。

新興国で始まったインフレは先進国に広がりつつある。中国、タイ、ブラジルその他、たくさんの新興国の金融は引き締められている。実生活の物価上昇は発表数字よりずっと酷いからプレッシャーがかかる。ユルユルの先進国資金が流れ込んでプレッシャーがかかる。

アメリカではインフレはまだ出ていないものの、EUや英国ではインフレへの言及が始まった。インフレに一番遠い国、日本でも、身近な食料品の値上げの声が出てきた。

もう投資家がバイアスをインフレへ舵を切るのは遅いぐらいだ。

資源価格は高騰している。特にソフトコモディティー。象徴的なのは、しばらく音沙汰がなかったOPECの増産の話が出てきたこと。原油が100ドルへつっかけて、増産プレッシャーがかかってくる。

ついこの前、原油が140ドルに到達する流れで、OPECが新聞に載らなかった日はない。

でも、結局はOPECが増産するとかしないとか、在庫がどうとか、中国ががぶ飲みしているとか、短期的には関係ない事を皆知った。

コモディティーの目先の動きは投機資金が全てだ。

長期的にはより多くのコモディティーが必要になって、価格は上がる。当たり前の話です。

原油


コーン+小麦+大豆+砂糖


アメリカと中国

中国のアメリカ訪問を前に、中国元は最高値を記録した。政治的にはそうなるしかない。中国がアメリカから今後何年で何千億だかを購入するということも決まった。既に訪問前から決まっていたことを、あたかも成果のように発表するしか方法が無いわけ。

底流のうねりはこの通りで間違いない。元は高くなる、中国の輸入は増える、中国からアメリカへの投資は増える、経済的摩擦は激しくなる、同時に2国の結びつきは強くなる。

政治的には不協和音が目立つ。クリントンはG2を高官としては初めてかつ明確に否定した。公式訪問の後の発表は、独特の政治的言い回しでアメリカと中国が仲良くはなれないと言っていると思う。

政治的には不仲を保ちつつ、経済的にはどんどん関係が深まる。この流れは当分変わらなそう。

中国の各種指標は好調だ。

好調であればあるほど、マーケットは下がるという状況。理不尽だと思っても、それが現実。インフレ、金融引き締めをマーケットは嫌う。

そういう状況で、投資の基本はやっぱり内需になる。特に、インフレの影響が少ないもの

中国のE-Commerceは爆発的に伸びている。E-Commerceには高度な物流が必要だけど、全然追いついていない。日本企業の活躍余地もありそう。インターネット関連もインフレに関係なくグングン伸びている。

アメリカで新しい爆弾が見つかりそうな雰囲気がある。州の財政問題だ。州は倒産するのか。構造はGMと同じだ。もしこれから道を辿るのだとすれば、その道はGMと同じはずだ。要注意。

2011年1月19日水曜日

アップル(AAPL)ぶっちぎりの好決算

CEOのジョブズが病気休暇にはいると発表された翌日、ぶっちぎりの好決算をだしたアップル。こういう好決算が分かっていたからこそ、その前日に病気休暇を発表したわけです。

ジョブズがいなくなるとなれば株価は下がる、でも、ぶっちぎり決算で投資家の自信を取り返す。マーケットを向いた企業行動は好きです。

iPhoneやiPadが飛ぶように売れている。予想以上の数字。マックも売れている。それらは業績数字に直結して、巨大企業とは信じられない業績の伸び。

アップルを単に、(ヒット商品が出たからたまたま急成長してるんでしょ、ブームが去れば終わり)、なんて考えている人は全然分かっていない。

スマートフォンやタブレット、それらが乗っかるモバイル・インターネット、そしてそこを流れるコンテンツと、流すためのインターネットインフラ、必要になる半導体や部品。

これらは、まさに何十年かに一度の凄いプロダクトサイクルが一度にやってきているわけ。

逆に言えば、一つ一つが現れてはブームになることはよくある。ネットブックとか大ヒット携帯機種とか、まー、いろいろある。

でも、今回はそうじゃない。ガラッと景色が変わるインターネットの第二幕(か三幕か四幕か知らないけど)だ。


その本命の一つが成長株アップル。先は長い。

2011年1月16日日曜日

インフレをどうするのか、が2011年のテーマだ

2010年は、どうやって景気の2番底を防ぎ、あわよくば景気を良くするか、がテーマだった。特に先進国ではそれが全てだった。景気の良かった新興国だって、先進国の景気が回復すればもっと景気が良くなるのだから。

そのフェーズは終わった。別に劇的に景気が良くなったわけではない。

2011年は、インフレをどうするのか、にテーマが移った。

コモディティーは2010年を通してグングン上昇した。景気の良い新興国には資金が流れ込んだ。為替操作をしている国には金が貯まった。新興国ではそういうインフレプレッシャーが積もり積もって、今年に入って既に新興国では引き締めが相次いでいる

デフレ対策に躍起だった先進国でも、ECBが先陣を切ってインフレに注意を出した。CPIはじわじわ上がっている。アメリカのイールドカーブはスティープ化している。

いよいよマーケットに影響を与える段階まで来た。

ひどいインフレはマーケットを苦しめる。適度なインフレはマーケットを幸せにする。程度が重要だ。足下では、新興国にインフレはひどい、先進国では適度になりつつある。マーケットは足下ではなく、その先を織り込む。

どこがターニングポイントなのか。

まずはECBの利上げだろう。その後、FEDの言葉に変化が出て、利上げ。それともFEDの言葉変化が先か。日本は・・・。

FEDのシグナルの変わり目がターニングポイントになると思う。

それまでは、弱いながらも回復基調にあるアメリカ経済に力点が置かれ、マーケットも基本的にそちらに従う。