これで今期2011年6月期の計画数字は、 売上+14%、営利+36%、経利+28%、EPS+26%の120円になる。PERは7.5倍。
PER の数字自体は、基本的に低評価なホームセンターセクターなので、相対的には激低とは言えない。絶対的には低い数字。
それでもハンズマンを優良成長株としてがっちりホールドしているのは、成長が今のところはっきりと見えているから。
巨大店舗を展開しているので、全店で11店しかなく、出店も多くて毎期1店と少ない。なので、超私欲ってどんどん出店して業績急上昇しました、っていうのは無い。逆に、1店を出して成功すれば確実に業績が上がる。
これはどんな小売業にも当てはまるし、 当たり前すぎる話ではある。そういう風に、当たり前すぎる話が実現されたり、実現されなかったりで、業績が変わって、株が上下する。
ハンズマンの月次を見れば、当たり前の話が実現されているのが分かる。これが一つ。
ハンズマンの超巨大店舗は超多数品揃えになっている。 まあ、どこのホームセンターの決算書にも、「品揃えを強化し・・・」という決まり文句が並ぶが、そういうレベルの品揃えじゃあない。アミューズメントパークみたいな楽しみ、ワクワク感があり、驚きとため息の出る、突出した品揃え。
これは真似できない。
小売りの定めとして、品揃えは死に筋商品を増やす。つまり在庫を抱えることになり、回転率が落ち、効率が下がる。実際、数字の上ではハンズマンはそういう点において他のホームセンターに劣る。
でもまあ、アパレルなどと比較して、陳腐化や季節はずれが少ない無いのが救いだ。
そういうメリット・デメリットを比較して、メリットが上回っているのがハンズマン。つまり、お客はハンズマンの戦略にはまって、どうせ買い物いくならハンズマンへ行こ、になっている。
ハンズマンの月次を見れば、そうなっているのが感じられる。これがもう一つ。
まとめると、月次数字から分かること。10月に新規出店した。月次の数字を見れば、新店がオープン前の予想を上回って好調なのが分かる。期初の計画を相当上回って既存店も推移している。客数も文句なしに伸びている。
来期も新店が1。11店あるところに1店だ。
巨大店舗なので、オープン初年度には費用がかかる。それを過ぎるとガクッと費用が落ちる。つまり、利益は急上昇する。10店しかないところに1店出店するなんていう体制ではなおさらだ。
だから、ハンズマンの3カ年計画では、売上増加率を遥かに超えて利益増加率が大きい。
利益は急上昇する。これが最後の一つ。
コアポジションに変わりない。いつも通り、場合によってはTrading around the core position.
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