コモディティー、特にソフトコモディティー、の急上昇が中東革命の引き金の一つと言われている。そうだと思う。チュニジアから始まった中東革命は、エジプトに伝播し、モロッコやイエメンなどに広がっている。目下の注目は、サウジアラビアがどうなるか。
コモディティーが上がる理由はそれこそたくさんある。短期、中期、長期、どの理由を取ってみてももっともなものばかりだ。
だから、上がるところまで上がる。上がり続けることは無いけど、上がるところまで上がる。
今現在の一番の注目はやっぱり原油かと。理由は簡単で、昨年あまり活躍しなかったこと、そして中東革命が起こっていること。
中東がこのまますんなり丸く収まるとは思えない。何か出るたびに、(それ原油だ!)という動きになる。
スエズ運河が閉まるんじゃないか、サウジに飛び火するんじゃないか、そういう投資家のシナリオ妄想だけで十分なわけ。
取っているポジションは2つ。ProShares Ultra DJ-UBS Crude Oil (UCO)とSPDR S&P Oil & Gas Equipment & Services (XES)。
UCOは理屈通りに原油の動きにならないのが玉に瑕。素直に原油先物を買うのも手だけど、いかんせん、原油先物のポジションは大きい。CFDのミニもあるが、それでも少しためらう多きさだ。残念ながら日本市場には原油をプレイできる株はない。
XESは当然原油に連動して動くべき株ばかりだ。
もう一つ、原油ならばロシアを買う手もある。
2010年の石油生産量トップは2年連続でロシア。天然ガスでもアメリカを抜き世界一に返り咲き。生産能力はサウジが上。ロシアは油田の質、気象条件等により生産停止が困難だから、サウジみたいに減産しない。原油が上がれば大きく儲かるし、下がれば大きく損する。
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